今回紹介するのは新聞紙に包まれて販売されている愛知県を代表する酒蔵のひとつ山忠本家酒造株式会社の義侠。その中でも比較的リーズナブルにおいしく楽しめ、一口目から義侠らしい驚きを感じられるのが義侠 純米原酒60%です!
口に含んだ瞬間からディープでリッチで厚みある味わいを与えてくれる1本。まだ義侠を飲んだことない人であれば驚くこと間違いなしの日本酒です。今から義侠 純米原酒60%をレビューしますが、読みたくなければ僕にわからないようにそっとページを閉じてください(笑)
もっと義侠を知りたいなら、うまくておもしろい4つの理由も解説しますので、最後まで気軽に読んでください!
義侠の名前の由来がおもしろい

義侠
〘名〙 正義を守り、弱いものを助けること。
義侠という名前は読んで字の如く、男気があるということですよね。これは自ら名乗ったわけでなく、義侠の名前を送られたそうです!
明治時代の日本酒は取引が年間契約でした。しかし、急な価格高騰で他の酒蔵が軒並み値段を上げてるいるのに、山忠本家酒造さんは年初の契約通りの価格で卸してくれたそうです。
そこから義侠の名前を送られ、今では義侠という日本酒のブランドが存在するんですよ。すごい話ですよね!!!
義侠が新聞紙に包まれているのには理由がある

山忠本家酒造株式会社の地元愛知県の中日新聞紙に包まれて販売されている義侠。これは目立つためにやっているのではなく、昔は酒の管理方法が確立されてなかったので新聞紙で包むことにより、紫外線からなどから日本酒を守るために巻いていました。その名残りが今でも残っているのが義侠なんです。
他の日本酒でも新聞紙に巻かれ販売されているのをたまに見かけますが、最近はかなり減りました。ただ、新聞紙を瓶に巻くのには色々な意味があります。
気が利く酒屋では、夏場など冷蔵庫に入れていた日本酒を購入すると、帰りまでの結露対策に新聞紙に巻いてくれるところもありますよ!
新聞紙1枚で持って帰るまでにラベルがびちゃびちゃになる心配もなくなります。
義侠 純米原酒60%のこだわり過ぎる原料

兵庫県の東条特A地区の山田錦を使用している義侠 純米原酒60%。義侠シリーズのほとんどは兵庫県の東条特A地区の山田錦を使用していますが、五百万石純米原酒60%と五百万石特別純米酒の2本が五百万石を使用しています。
義侠の酵母はすべて熊本県の熊本県酒造研究所から分離した9号酵母を使用。吟醸酒に多く使用されている酵母で出品酒でもよく見る酵母ですね。
こだわり抜いて選んだ原料をまっすぐに使い続ける姿が義侠っぽい感じです!
義侠 純米原酒60%のどこまでも深い厚みある味

義侠 純米原酒60%の味はすごくおいしいのはもちろんなのですが、他の日本酒にはなかなかない厚みある重厚な米の旨味が口の中にグッとおしこんでくる感覚がスゴイ!!!
酸味や苦みはバランスよくほんのりくる。香りも高過ぎず低すぎずでよき!
旨口フルーティーなお酒が苦手という人は、ぜひ義侠 純米原酒60%を飲んでみてほしい。本当に世界が変わるくらいうまい日本酒ですよ♪
要冷蔵なので冷酒で飲むのがおすすめです!!!
ただ、義侠 縁(えにし)を熱燗で飲むとうまいので、ひょっとしたらとおもいぬる燗にしてみました。
これはこれでうまいんです!!!
フルーティーな香りが強くない分、温めてもおいしいんですよ♪
義侠 純米原酒60%を購入できるのはどこ?価格は?
義侠シリーズに共通して言えることですが、価格がオープン価格になっています(笑)
電化製品じゃないんやからと思うのですが、これもおもしろいところのひとつですね!
酒屋によって値段が多少上下する。というか、一升瓶3000円から4000円くらいで幅広く分布しています。ぼくの場合は多少高くてもしっかり冷蔵保存されている酒屋で購入したいので高いです・・・(^^;
義侠 純米原酒60%は要冷蔵商品なので、冷蔵庫保管されている酒屋で購入するのが一番です。通販で購入する場合はクール便で送ってもらえる場所にしましょう。

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